SHIMANO WH-RS11の実力を徹底解説|エントリーホイールの選び方

「ロードバイクの完成車に付いてくるホイール、正直どのくらい使えるんだろう?」そんな疑問を持ったことはありませんか。

エントリーロードバイクを購入すると、最初から装着されているホイールが気になるものです。特に「SHIMANO WH-RS11」という名前を見かけた方は、このホイールの実力が知りたくなるのは自然なことだと思います。

私自身、クロスバイクに乗り始めた頃は完成車ホイールの性能なんてまったく気にしていませんでした。でも走り込むうちに「もう少しスムーズに走れないかな」と感じ始め、そこから初めてホイールに目を向けるようになりました。WH-RS11はそういう入門期のライダーに深く関わるホイールです。

この記事では、WH-RS11の基本スペックから競合モデルとの比較、実際の口コミ・評価、さらにアップグレードの方向性まで、まとめて解説しています。

「自分のバイクに付いているホイールがRS11かどうか分からない」という方にも参考になるよう、できるだけ分かりやすい言葉で書きました。ぜひ最後まで読んでみてください。

  1. 【結論】SHIMANO WH-RS11はコスパ最強のエントリーロードホイール
    1. WH-RS11はどんなホイールか?一言でまとめると
    2. WH-RS11がおすすめなユーザーとそうでないユーザー
  2. SHIMANO WH-RS11の基本スペックと仕様
    1. WH-RS11のリム・ハブ・スポーク本数などの詳細スペック
    2. 対応速度・フリーボディ・クイックリリース規格
    3. 重量・リム幅・推奨タイヤサイズ
    4. WH-RS11のカラーバリエーションと入手方法
  3. SHIMANO WH-RS11の評価・口コミ・レビュー
    1. WH-RS11の良い点・メリット
    2. WH-RS11のデメリット・悪い点
    3. 実際のユーザーによる乗り心地・走行感の口コミ
    4. スピード維持性能はどうか?ローラー台での使用感
  4. SHIMANO WH-RS11と競合モデルの徹底比較
    1. WH-RS11 vs WH-RS010:スポーク本数と耐久性の違い
    2. WH-RS11 vs WH-RS21:スペック・価格の差は?
    3. WH-RS11 vs WH-RS100:エントリーホイールの世代差
    4. WH-RS11 vs WH-RS300:ミドルグレードとの性能差
  5. SHIMANO WH-RS11からのアップグレード候補ホイール
    1. ねらい目はWH-6800(アルテグラグレード)
    2. 予算別おすすめアップグレードホイール一覧
    3. ホイール交換時の注意点と互換性の確認方法
  6. SHIMANO WH-RS11のよくある質問(FAQ)
    1. WH-RS11は国内で購入できる?どこで買えるの?
    2. WH-RS11は完成車OEM品?単品購入との違いは?
    3. WH-RS11のメンテナンス・振れ取りは難しい?
    4. 中古品のWH-RS11を購入する際のチェックポイント
  7. まとめ:SHIMANO WH-RS11はエントリーライダーの定番ホイール

【結論】SHIMANO WH-RS11はコスパ最強のエントリーロードホイール

WH-RS11はどんなホイールか?一言でまとめると

WH-RS11は、シマノが製造するエントリーグレードのロードホイールです。主にエントリーロードバイクの完成車に標準装備されるモデルとして流通しており、「とりあえず乗れる、ちゃんと走れる」を実現するための実用的なホイールと位置付けられています。

一言でまとめると「壊れにくく、安定して走れる入門ホイール」です。シマノというブランドの品質管理と耐久性を享受しながら、手頃な価格帯に収まっているのが最大の特徴といえます。

高級ホイールのような軽さや剛性の高さはありませんが、日常使いや週末のサイクリング程度であれば十分な走行性能を持っています。初めてロードバイクに乗る方が「練習ホイール」として使いながら、少しずつ走り方を覚えていくのにちょうどよい性能バランスです。

シマノの製品ラインナップの中では最もリーズナブルなロードホイールに位置し、同ブランドの上位モデルと同じ設計思想で作られているため、品質のばらつきが少ないのも安心できるポイントです。

WH-RS11がおすすめなユーザーとそうでないユーザー

すべてのホイールに向き不向きがあるように、WH-RS11にも「これがベスト」と言える場面とそうでない場面があります。以下の表で、向いているユーザーとそうでないユーザーを整理しました。

カテゴリ ユーザー像 理由
おすすめ ロードバイク初心者・入門者 扱いやすく、練習中に壊れにくい
おすすめ 通勤・通学で毎日乗る人 耐久性が高く、日常使いに向いている
おすすめ 完成車をそのまま使いたい人 最初から適切なセットアップがされている
おすすめ 予備ホイール・ローラー台用を探している人 消耗させてもダメージが少ない
おすすめしない レースや長距離イベント参加者 重量・剛性面で競技仕様には届かない
おすすめしない 軽量化・スピードアップを追求したい人 上位ホイールとの走行感の差が大きい

おすすめのユーザーに共通しているのは「まず走ること」を優先しているという点です。ホイールに求める要素が「壊れないこと」「安定して乗れること」であれば、WH-RS11は十分すぎるくらいの性能を発揮します。

一方でレースやグループライドで「もっと速く走りたい」という目標がある場合は、WH-RS11はスタート地点として使い、早めのアップグレードを検討するのが現実的な選択です。

「おすすめしない」に挙げたユーザーも、入門期の一時的な使用であればまったく問題ありません。最初からハイエンドホイールを買う必要はなく、走り方を覚えてからアップグレードを考えるほうが、コスト的にも技術的にも合理的です。

SHIMANO WH-RS11の基本スペックと仕様

WH-RS11のリム・ハブ・スポーク本数などの詳細スペック

WH-RS11の基本スペックを確認しておきましょう。スペックシートの数字は一見難しそうに見えますが、ポイントを絞って読み解くと「このホイールがどんな走り方に向いているか」が自然と分かってきます。

項目 フロント リア
スポーク本数 16本(ラジアル組み) 24本(タンジェント組み)
リム素材 アルミ合金
リム形状 シングルウォール(一重構造)
ハブ シマノ純正アルミハブ
ベアリング カップ&コーン式(調整可能)

スポーク本数の「16本・24本」という数字を見たとき、「少なくない?」と感じる方もいるかもしれません。スポーク数が少ないほど軽量化はできますが、強度は落ちやすくなります。フロントは16本でも比較的強度を保てますが、リアは踏み込む力がかかるため24本で安定性を確保している設計です。

ベアリングはカップ&コーン式と呼ばれる昔ながらの構造で、専用工具があれば自分でグリスアップや調整ができます。シールドベアリング(密閉型)より手がかかる分、きちんとメンテナンスすれば長持ちするのが特徴です。

対応速度・フリーボディ・クイックリリース規格

WH-RS11の対応コンポーネントについても把握しておくことが重要です。組み合わせるコンポとの互換性がないと、そもそも取り付けができないからです。

フリーボディはシマノ8/9/10速対応のものが基本です。ただし完成車装着品の仕様は時期によって異なる場合があるため、購入した完成車のコンポーネント仕様と照合することをおすすめします。

クイックリリース(QR)規格に対応しており、昔ながらのレバーでホイールを脱着するタイプです。最近のスルーアクスル対応フレームとは互換性がないため、フレームの規格確認が必要です。古めの設計のフレームや一般的なエントリーロードバイクのほとんどがQR対応なので、通常は問題ありません。

重量・リム幅・推奨タイヤサイズ

項目 スペック
ホイール重量(ペア) 約1,950g
フロント単体重量 約850g
リア単体重量 約1,100g
リム内幅 約13mm
推奨タイヤサイズ 700×23c〜25c
最大タイヤ幅 700×28c(参考値)

重量は前後合計で約1,950gほどとなっており、エントリーグレードの中では標準的な数値です。上位グレードのホイールは前後合計で1,500g以下のものもありますが、それと比較すると約400〜500g重い計算になります。

とはいえ、ロードバイク全体の重量が8〜9kg程度であることを考えると、400gの差がすぐに体感できるかどうかは正直微妙なところです。巡行速度を上げたり、峠を登ったりするシーンで初めて差を感じるレベルなので、入門期には気にしすぎなくて大丈夫です。

リム内幅13mmはやや狭めの設定で、23cや25cのタイヤとの相性が良好です。最近トレンドになっている28c以上の太めのタイヤは、リム幅との相性から見て推奨範囲の外になります。使用する場合は自己責任となるため、標準の23c〜25cで運用するのが安心です。

WH-RS11のカラーバリエーションと入手方法

WH-RS11は基本的にブラック単色の展開です。シールやロゴの色が若干異なるバリエーションがあるものの、大きく目立つカラー違いはありません。シンプルなデザインなので、どんなフレームカラーにも馴染みやすいのは利点といえます。

入手方法については、単品販売より完成車への標準装備として流通しているケースが圧倒的に多いホイールです。国内の大手通販サイトや実店舗では見かけにくく、メーカーの流通方針としてOEM(相手先ブランド製造)寄りの位置付けのためです。単品で購入したい場合は、Yahoo!ショッピングや楽天市場などのマーケットプレイスで探すか、自転車専門の中古ショップを当たると見つかることがあります。

SHIMANO WH-RS11の評価・口コミ・レビュー

WH-RS11の良い点・メリット

WH-RS11を実際に使ったユーザーの声を参考にすると、共通して評価が高い点がいくつかあります。

まず挙げられるのは耐久性の高さです。「何年も使っているが大きなトラブルがない」「振れもほとんど出ない」という意見が多く、シマノの品質管理のレベルが評価されています。毎日通勤で使うような環境でも、定期的なメンテナンスさえ行えば長期間使い続けられるのは大きな魅力です。

シマノのカップ&コーン式ハブは、ベアリングの当たり調整ができるため、摩耗が進んでも部品を交換しながら使い続けられます。使い捨てではなく「育てるホイール」として長く付き合えるのは、コスパを重視するユーザーには響くポイントです。

走行中の安定感も好評です。スポーク数が多めのリアホイールは剛性が確保されており、体重がかかるペダリングの場面でのヨレ感が少ないと感じるユーザーが多いようです。ガチガチの硬さではなく、適度なしなやかさがあるため、長時間乗っても疲れにくいという声もあります。

WH-RS11のデメリット・悪い点

正直な話として、WH-RS11には明確な弱点も存在します。初心者のうちは気にならないレベルでも、走り込むうちに感じるようになる部分があるため、あらかじめ知っておくと良いでしょう。

最も多いのは「重さ」に関する指摘です。約1,950gという重量は、同価格帯の台湾製ホイールや、少し予算を上げたシマノの上位モデルと比べるとやや重い部類に入ります。登坂や加速時に「もたつく」と感じるのはこの重さが影響しているといえます。

リムがシングルウォール構造のため、ダブルウォールリムと比べると剛性面でやや劣る部分があります。段差や路面の衝撃が多い環境では、長期使用でリムが変形するリスクがゼロではありません。

スポーク本数についても「少なすぎる」という意見があります。特にフロントの16本スポークは、ラジアル組みという構造上、横方向の衝撃に対して弱い面があります。荒れた路面や段差が多い都市部の通勤には、もう少しスポーク数が多いホイールのほうが安心という意見も納得できます。

実際のユーザーによる乗り心地・走行感の口コミ

実際の口コミを見ていくと「とにかく普通によく走る」という評価が目立ちます。「悪くはないが特別良くもない」という中庸な感想が多いのは、このホイールの性格をよく表しています。

走行感については「路面からの振動が比較的ダイレクトに伝わる」という声があります。リムが薄め・軽量タイヤ前提の設計のため、段差や砂利の上を走ると振動が手に伝わりやすいようです。タイヤをやや太めの25cに変えると乗り心地が改善するという体験談も多く、タイヤ選びで走行感はかなり変わる印象です。

ホイール単体の走行感より、タイヤの銘柄・太さ・空気圧の影響のほうが大きく、RS11の段階ではホイール交換より先にタイヤを見直すのが費用対効果の高いアプローチです。

「音が静か」という点も複数のユーザーが触れています。フリーボディのラチェット音が控えめで、通勤中や住宅街を走るときに主張しすぎないのが好まれているようです。

スピード維持性能はどうか?ローラー台での使用感

ローラー台での使用については「消耗してもダメージが少ない予備ホイールとして最適」という声が多く、実用的な使われ方をしている印象です。

スピード維持性能という点では、エントリーグレードなりの限界があります。重量がある分、加速に少し力が必要ですが、一定のスピードに乗ってからの巡行は比較的安定しています。「ペダリングが止まるとすぐ速度が落ちる」という声がある一方、「思ったより転がりが良い」という意見もあり、個人差や路面コンディションによって評価が分かれる部分です。

ローラー台専用ホイールとしては、リムが消耗することを気にしながら使える手軽さが評価されています。ローラー台では固定式よりも3本ローラーのほうが負荷が少なく、RS11をそのまま練習用に使っている方が多いです。

SHIMANO WH-RS11と競合モデルの徹底比較

WH-RS11 vs WH-RS010:スポーク本数と耐久性の違い

WH-RS010はRS11の前世代にあたるモデルで、現在も中古市場で流通しています。比較することで、RS11がどのような改良を受けているか理解できます。

項目 WH-RS11 WH-RS010
フロントスポーク数 16本 16本
リアスポーク数 24本 20本
重量(ペア) 約1,950g 約1,800g
リム形状 シングルウォール シングルウォール
耐久性 高め(スポーク増加) 標準

大きな違いはリアスポーク数です。RS010の20本からRS11では24本に増加しており、これは耐久性向上のための設計変更です。重量はRS010のほうが軽いのですが、スポーク数が少ない分、長期使用での振れ発生リスクが高いという指摘があります。

日常使いで「長く壊れずに使いたい」という優先度であれば、RS11のほうが適しています。軽さを求めてRS010の中古を選ぶより、現行品のRS11を選ぶほうがトータルコストは低くなるケースが多いです。

RS010は廃番モデルのため、今後のパーツ入手が難しくなる可能性もあります。入手性の面からも現行品を選ぶのが無難な選択です。

WH-RS11 vs WH-RS21:スペック・価格の差は?

WH-RS21はRS11の上位に位置するホイールで、価格帯が一段上がります。具体的な違いを見てみましょう。

項目 WH-RS11 WH-RS21
リム形状 シングルウォール ダブルウォール
重量(ペア) 約1,950g 約1,800g
フロントスポーク数 16本 16本
リアスポーク数 24本 24本
価格帯 安価 RS11より高価

最大の違いはリムの構造です。RS21はダブルウォールリムを採用しており、RS11のシングルウォールより剛性・耐久性が高くなっています。重量も約150g軽く、走行感の改善を実感しやすいモデルです。

スペック差を考えると、予算に余裕があるならRS21を選ぶほうが後悔しにくいのは事実です。ただし価格差が2倍近くになる場合もあるため、入門期の使用目的ならRS11の性能で十分なことも多いです。

RS11からRS21へのアップグレードを考えているなら、一度もう少し上のグレードまで見渡してから判断することをおすすめします。価格帯によっては、RS21を飛ばしてRS300やアルテグラグレードに行くほうがコストパフォーマンスが良いこともあるからです。

WH-RS11 vs WH-RS100:エントリーホイールの世代差

WH-RS100はRS11と同じエントリーグレードに属する比較モデルです。流通時期や仕向け地によって違いがあるため、ひとまとめに比較しにくい面もありますが、基本的な設計思想は近いといえます。

RS100とRS11の大きな差はハブの設計にあるといわれています。RS100は主に特定地域向けの流通モデルとして存在しており、国内で一般流通しているRS11とは入手経路が異なるケースが多いです。性能差より「どちらが入手しやすいか」で選ぶ場面がほとんどといえます。

国内で入手しやすく、パーツ供給・メーカーサポートが充実しているという観点から、日本国内ではRS11を選ぶほうが安心です。

WH-RS11 vs WH-RS300:ミドルグレードとの性能差

RS300はRS11より明確に上位のホイールで、価格帯・スペックともに一段ジャンプアップします。

RS300の最大の特徴はダブルウォールリムと軽量化されたスポーク構成です。重量はペアで約1,650g前後と、RS11より約300g軽くなります。この差は登坂や加速時に体感できるレベルで、「ホイールを変えた」という実感を得やすいモデルです。

価格差を考えたとき、RS11からRS300への乗り換えは「コスパの良いアップグレード」として評価されています。RS21を挟まずRS300に直行するほうが、費用対効果の観点では賢い選択肢になる場合が多いです。RS11を使い込んで「物足りなくなったら次はRS300」という流れが、初心者のアップグレードパターンとして最も多いです。

SHIMANO WH-RS11からのアップグレード候補ホイール

ねらい目はWH-6800(アルテグラグレード)

コスパの観点でひそかに人気が高いのが、シマノのアルテグラグレードに属するWH-6800です。現在は後継モデルに置き換わっているため中古市場に流通しており、状態が良ければかなりお得に入手できます。

WH-6800はペア重量が約1,550gと軽く、ダブルウォールリム・精度の高いハブが組み合わさっており、RS11からの乗り換えでは明らかな走行感の変化を体感できます。「別の自転車に乗っているみたい」という感想が出るほど変化が大きいのが魅力です。

中古品の場合はリムの摩耗度・スポークの変形・ハブのガタつきを必ず確認してから購入してください。状態の悪い中古品は安くても結局修理費がかかるため、信頼できるショップや実物確認できるルートで入手するのが安心です。

新品を買うよりも安価に手に入ることが多いのがアルテグラ旧モデルの利点です。ただし互換性の確認(特にフリーボディの速度段数)は必須なので、後述の注意点もあわせて読んでみてください。

予算別おすすめアップグレードホイール一覧

RS11からのステップアップを考えたとき、予算によって選べるモデルが変わってきます。以下に目安を整理しました。

予算目安 おすすめモデル 特徴
〜1万円 WH-RS300(新品) ダブルウォールリム・軽量化・コスパ優秀
1〜3万円 WH-RS500(新品) ミドルグレード・チューブレスレディ対応
2〜4万円(中古) WH-6800(中古) アルテグラ品質を格安で入手できる
5万円以上 WH-R8100・カンパ・ボーラ等 本格的な性能向上・競技向け

まず3万円以下の予算であれば、シマノのRS300やRS500が非常にバランスの良い選択です。RS300はRS11から乗り換えた際の体感変化が大きく、価格的にも挑戦しやすいラインです。

中古品を検討するならWH-6800は「コスパの化け物」と呼ばれるほど費用対効果が高いモデルです。状態の良いものが見つかれば、新品のRS500を買うより満足度が高くなることもあります。中古市場ではフリマアプリよりも自転車専門の中古店で購入するほうが、品質チェックが済んでいる分リスクが低いです。

5万円以上のゾーンになると、使用目的もレースやイベント参加が前提になってきます。趣味の範囲でのサイクリングであれば、RS500かWH-6800の中古で十分な満足感が得られます。無理して高いホイールを買うより、今ある環境で走り込む時間を増やすほうが上達への近道です。

ホイール交換時の注意点と互換性の確認方法

ホイールを交換する際に「買ったけど付かなかった」というトラブルを避けるため、事前確認は必須です。主なチェックポイントを以下に整理します。

  • フレームのエンド幅(フロント100mm・リア130mmがロードバイク標準)
  • クイックリリース対応かスルーアクスル対応か
  • フリーボディの速度段数(8/9/10/11/12速)
  • ブレーキの種類(リムブレーキかディスクブレーキか)
  • タイヤの種類(クリンチャー・チューブレス・チューブラー)

特に気をつけたいのはフリーボディの速度段数です。RS11は8/9/10速対応のフリーボディを搭載しているケースが多く、11速のスプロケットを装着しようとしても対応していないことがあります。

アップグレードするホイールがフリーボディを別途交換する必要がある場合、その費用と工賃も事前に計算に入れておくことが大切です。

フレームのエンド幅確認はメジャーで測れますが、「自分でチェックするのが不安」という場合は購入前にショップに相談するのが確実です。店員さんに現在使用中のフレームとコンポーネントの情報を伝えれば、互換性を確認してもらえます。

SHIMANO WH-RS11のよくある質問(FAQ)

WH-RS11は国内で購入できる?どこで買えるの?

WH-RS11は主に完成車への標準装備として流通しているホイールのため、単品での国内流通は限定的です。シマノの公式サイトや大手通販サイトのシマノ直販ページでは見つかりにくい場合があります。

入手方法としては以下のルートが現実的です。

  • Yahoo!ショッピング・楽天市場でのマーケットプレイス出品品(並行輸入含む)
  • メルカリ・ヤフオク等のフリマ・オークションサイト(中古品)
  • 自転車専門の中古店・リサイクルショップ
  • 完成車購入時の付属ホイールとして入手

単品での入手を急いでいるなら、RS11にこだわらずRS300やRS21などの単品流通が多いモデルを選ぶほうが手間が少ない場合もあります。

「RS11が欲しい理由」が「安いから」なのであれば、単品では必ずしもRS11が最安ではないこともあるため、同グレード帯のホイールをまとめて検討することをおすすめします。

WH-RS11は完成車OEM品?単品購入との違いは?

WH-RS11は完成車に付属するOEM(Original Equipment Manufacturer)ホイールとしての側面が強いモデルです。完成車メーカーがシマノから供給を受け、自社ブランドのロードバイクに組み込んで販売するという流通形態が主体となっています。

完成車OEM品と単品販売品で仕様が異なるケースは、ホイール業界ではまれではありません。RS11についても、完成車付属品と単品流通品で微妙にスペックが異なることがあるという話を見聞きします。具体的にはグリス量やベアリングの初期調整具合などが挙げられますが、走行性能に影響するほどの差はないとされています。

OEM品か否かより、購入後に自分でグリスアップや振れ取りを行って「自分の状態に調整すること」のほうが長期的な走行品質に直結します。

WH-RS11のメンテナンス・振れ取りは難しい?

メンテナンスの難易度という観点では、WH-RS11は「慣れれば自分でできるレベル」のホイールです。カップ&コーン式ハブはシマノが長年採用してきた構造で、整備マニュアルもネット上に多く公開されています。

振れ取りは専用の「振れ取り台」があれば作業しやすいですが、初めての場合は購入せずショップに依頼するのが無難です。費用はおおむね1,000〜3,000円程度が相場で、自転車を購入したショップに持ち込めば対応してもらえます。

「振れが気になるな」と感じたら、放置せず早めに対処することをおすすめします。振れは放置すると悪化しやすく、最悪スポーク折れやリムの変形につながる場合があります。

ハブのグリスアップは工具(コーンレンチ・スパナ)があれば自分で行えます。シマノのプレミアムグリスを使って半年〜1年に一度の頻度でメンテナンスすると、ハブの回転がスムーズな状態を保ちやすいです。

中古品のWH-RS11を購入する際のチェックポイント

中古のWH-RS11を購入する際には、状態確認が非常に重要です。外見では分かりにくい劣化が潜んでいることもあるため、以下のポイントを必ず確認してください。

  • リムの摩耗状況(ブレーキ面が削れていないか、溝が残っているか)
  • スポークに折れ・曲がりがないか
  • ハブにガタつきがないか(手でホイールを揺すって確認)
  • 振れが大きくないか(自転車に付けて目視チェック)
  • フリーボディの溝が深すぎないか(スプロケットで削れている場合)

リムの摩耗は最重要のチェック項目です。リムブレーキ用ホイールはブレーキシューとの摩擦でリムが徐々に削れていきます。許容限度を超えると走行中にリムが割れる危険性があるため、薄くなりすぎたリムは使用不可と判断してください。

「安いから」という理由だけで状態の悪い中古品を選ぶと、結果的にショップでの修理費用が上乗せになり、新品を買うより高くつく場合があります。

フリマサイトでの購入より、動作確認済み・整備済みの表示がある中古専門店での購入が安心です。多少割高でも「使える状態で届く」保証があるほうが、初心者には特に重要な選択になります。

まとめ:SHIMANO WH-RS11はエントリーライダーの定番ホイール

WH-RS11について、スペック・評価・比較・アップグレードの方向性まで一通り見てきました。最後に要点を整理しておきます。

WH-RS11は「ちゃんと走れて、壊れにくい」エントリーホイールとしての役割を確実に果たしています。高級ホイールのような軽さや剛性はありませんが、それはそもそもこのホイールが目指しているゴールではありません。毎日通勤に使う、週末のサイクリングを楽しむ、ロードバイクに慣れるための入門期を過ごす、そういった使い方にはこれ以上ない実用的なパートナーになります。

メンテナンスについては、カップ&コーン式ハブという「自分で調整できる」構造が採用されているのも、DIY精神を持つユーザーには親しみやすい設計といえます。グリスアップや振れ取りを少しずつ覚えながら乗っていけば、ホイールへの理解が深まり、将来のアップグレードへの判断もしやすくなります。

もし「RS11をもっと活かしたい」と感じているなら、まずタイヤを良いものに変えることをおすすめします。ホイール交換より低コストで走行感を改善できる手段として、タイヤ選びは大きな効果を発揮します。コンチネンタルのグランプリシリーズやパナレーサーのアジリストなどに変えるだけで、「ホイールが変わったかも?」と感じるほど路面感覚が変わります。

アップグレードを考えるタイミングは「物足りなくなったとき」で十分です。最初から高いホイールを買う必要はなく、RS11で基礎を固めてから次のステップへ進む流れが、コスパと技術成長の両面でもっとも合理的です。WH-RS11は、そのスタート地点としてとても頼りになる一本だといえます。

亮ペダル

30代後半。自転車を本格的に乗り始めたきっかけは通勤のため。最初はホームセンターで買った安い自転車でしたが、乗るうちに「もう少し速い自転車なら」「もっと遠くまで走れたら」と欲が出てきて、気づけば夢中に。

週末も走るようになり、気の向くままに遠出するのが習慣になったころには、自転車が生活の中心になっていました。

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